登山者なら一度は憧れる富士山。
四国にも、憧れの“富士“の名前がついた山があることを知っていますか?
その名も、伊予富士。
伊予富士は、
- 登山口は道の駅木の香からすぐ
- 見た目は富士山とは程遠い
- 山頂は感動するレベルの絶景
今回は、「富士山では無いけれど絶景を楽しめる伊予富士」のソロ登山した私のレビューをご紹介します。
四国の富士山【伊予富士】
伊予富士は、愛媛県西条市と高知県いの町の県境にある山です。
日本三百名山の1つ。
名前に“富士”とついていますが、富士山のような独立した山ではなく「石鎚山系の一つ」になります。
独立していないので縦走もできますね。
標高は「1,756m」
本家、富士山の2分の1ほど。
東京スカイツリーだと約2.5倍以上の標高です。
標高差「790m」
歩行距離は「6.2km」
往復は約3時間~4時間で登れる山です。
※歩行距離や登山時間は私が登山した時の記録です。
伊予富士登山ルート
登山ルートは、①旧寒風山トンネルからスタートするのが一般的ですが、
②UFOラインの途中にも登山口があり、標高差が少なく登れます。
登山口から桑瀬峠までの登山道は、寒風山を登る時と同じです。
寒風山に行く感覚で伊予富士にも行くことができるんだね。
秋は夏よりも太陽の日差しが弱まり、風も爽やかに吹く日が多くなるので、晴れた日の稜線歩きはとても気持ちが良い。
登山道は笹刈りがされていて、とても歩きやすいです。
そんなのんびりとした稜線歩きを終えると…
最後に急な登りが現れます!↑急な坂を上から見下ろした写真
この坂は四国三大急登の1つ、と言われています。
急な登り坂の為、笹刈りにも入れないのか足元は笹が伸びていて見えづらくなっていました。
その坂をつづら折りに踏みしていくと、頂上に到着です。
頂上の景色は、大パノラマ。
- 愛媛県西条市の街並み
- 瀬戸内海
- 高知県側の山々
- 石鎚山系の山々
(東黒森、自念子の頭、寒風山、笹ヶ峰など)
↑山頂から東黒森方面
降りは、急な坂が一番膝にもくるので要注意で帰路につきましょう。
伊予富士を登る時の持ち物
伊予富士へ登った時に私が持参したのは、
●基本的な登山装備
- 登山靴
- 長袖
- 長ズボン
- タオル
- 手袋
- 帽子 など
●飲み物&食べ物
- 水1ℓ
- スポーツドリンク500mℓ
- ダースのチョコレート1箱
→6粒食べました。
●お昼ご飯
- おにぎり1つ
- たまごパン
→2つ食べました。
●虫除けスプレー
●日焼け止めとサングラス
稜線歩きが長いので、日焼け止めとサングラスはあったほうが良いです。
今回は、8月の下旬に行ったので山の気温は23度と過ごしやすく、水分は持参した量が最適でした。
また、夏に飛び交っていたテジロもほとんど出会わずに済みました。
※テジロとは…アブに似た血を吸う虫
伊予富士登山後の楽しみ
登山と同じくらい、登山後に入る温泉は私の楽しみの1つです。
道の駅木の香にある温泉が一番近いですが、今回は、愛媛県西条市の町に出てすぐにある湯之谷温泉へ行きました。↑湯之谷温泉入口
旧寒風山トンネル駐車場からは車で40~50分ほどで到着です。
回数券4,000円/11枚綴り
とてもお財布に優しい価格です。地元のおじいちゃん・おばあちゃんにも人気なのがうなづけます。
露天風呂はありませんが、サウナ・水風呂・浴槽が2つあります。
ヘアドライヤーが3つ備え付けられており、無料で使用可能。
休憩所にはテレビやマッサージチェア(有料)もあり広々としていてるので、のんびりと登山の疲れを癒すことができますよ。
伊予富士のアクセス方法
伊予富士の登山口までのアクセス方法は、寒風山と同じです。
西条市から国道194号線を南下。
寒風山トンネルを過ぎてすぐに、左手に看板があるのでそれに従って左手前方向に曲がります。
大きな『一の谷やかた』の看板が目印。
その先のグネグネ道を20分ほど登って行くと、旧寒風山トンネルに到着です。
そのすぐ手前に駐車場がありますが、休日は朝早くから満車なことがあります。
登山口駐車場には、あずま屋やお手洗い、運が良く開店していれば寒風茶屋でひと休みもできますよ。
◆ 高知はじめての本格登山【寒風山レビュー】初心者に優しいルートナビ
まとめ
今回は、愛媛県西条市と高知県いの町の県境にある四国の富士山のような絶景スポット「伊予富士」をご紹介しました。
- 山頂は大パノラマの絶景
- 稜線歩きが気持ちいい
- 富士山のように独立山じゃないので縦走もできる
- 西条市への帰り道に温泉に寄れる
“富士”とつくと興味を惹かれるのが日本人の性なのでしょうか。憧れの四国にある富士も素晴らしい山でした。