四国といえば源平合戦の戦場・源氏&平家の落ち武者伝説・悲しい歴史が至る箇所にあることで有名ですよね?

源平合戦の戦場とされる香川県は特に有名ですよね。
合戦の地から遠く離れなれた、愛媛県南予地方宇和島市石応地区に源平合戦・新平家物語ゆかり深い『堂崎観音・観音寺』がありました。

観音寺周辺には美しい海・山があり、非常に清らかな雰囲気でおどろおどろしい感じはなかったです。
悲しい歴史・供養のため慈悲深い美しい観音様(観音像)も祀られています。
今回は、愛媛県宇和島市石応の源平落武者伝説・新平家物語ゆかり深い『堂崎観音・観音寺』歴史と由来・詳細・慈悲深い美しい観音様像をご紹介します。
※宗教上の違いなどあります、全てあくまで私の意見・感想です。
観音寺
悲しい歴史と由来
山門前に新平家物語・歴史(観音寺・観音様の由来)の説明看板を発見!

説明看板を参考にご紹介します。
観音寺には源平合戦及び、平家没落の壇の浦の戦いを背景とした亡びゆく平家の悲しい伝説があります。
平家の陣を見事に敗走させた源義経。
源氏大将「源義経」従う「五郎吉武」という武将は「平家の大将『平知盛卿の臣』山名三郎幸兼」に命を一度救われた。
命の恩人と堂崎観音で再会を果たす。
源氏・平家関係なく亡くなった武士・公達・官女の墓標を建て霊を弔いました。御堂に住み念仏を唱え続け、生涯をこの地で過ごし供養した。

悲しい歴史があったからこそ現在の観音寺があるんだね。
慈悲深い美しい観音像
山門入ってすぐ右手「慈悲深い美しい観音像」があります。

美しい仏像を惜しみなく参拝者に見せてくださるとは、ありがたいですね。
ガラス?ショーケースで珍しい展示方法です。

今まで私が見てきた仏像とは少々雰囲気が異なった仏像でした。
堂崎観音には(源氏)五郎吉武が刻んだ武者立像があるとされていますが、拝見することができませんでした。
この武者立像は「(平家)山名三郎幸兼」をイメージされたと考えられています。
寺の雰囲気
裏の浜(石応海岸)からの潮風・木々・太陽など様々な自然の力の後押しで浄化されたような雰囲気です。
ここで亡くなった源平の武士を含め、すべての方々が安らかに成仏されますようにとお祈りさせて頂きました。

優しい波音も聞こえ、初めて訪れた私さえも浄化されたように感じられました。
生涯この地で供養されていた(源氏)五郎吉武さんは、どのような気持ちで過ごしたのかと考えると胸が痛いです。
詳細情報
●住所 愛媛県宇和島市石応1351
●アクセス
宇和島駅から車で約18分。
●堂崎観音の駐車場
堂崎海岸の「とびだしやめさいや」の看板を右に。

入りにくい・狭い道ですが軽自動車通行できました。
駐車場無料!↓駐車場は堂崎観音入口が目印です。

駐車場から観音寺までの参道が急な坂道です。
※帰りの下り坂写真↓
●観音寺宗派:臨済宗妙心寺派
●ご本尊:十一面千手観音
●文化財:ウバメガシ樹叢
●クチコミ

「平家 落ち武者伝説を語るイベント」も開催しているみたいです。

下の砂浜は海水浴ができるようです。その地域で親しまれている雰囲気のお寺。
まとめ
今回は愛媛県宇和島市の源平の悲しい歴史がある『観音寺』詳細と慈悲深い美しい観音像をご紹介しました。
- 源平に纏わる悲しい歴史
- 沢山の観音様が祀られている
- 無念の霊を弔う場所がある
- 慈悲深い美しい観音像がある
- 浄化さているがどこか悲しい空気の寺
※供養と冥福のお祈りがメインで行きました。
※住職さんが住まわれている様子です。
大きな声を出さないなど最低のマナーを守り参拝しましょう。