お城巡りは歴史好きの永遠のロマンですよね。
歴史にはまると、本物を見に行ってみたくなるんだよなー。
実は四国は、築城当時の天守が残っている「現存天守12選」に選ばれているお城がたくさんあるんです。
- 愛媛県宇和島市の「宇和島城」
- 愛媛県松山市の「松山城」
- 高知県高知市の「高知城」
- 香川県丸亀市の「丸亀城」
今回はここを押さえればOKな、四国の「現存太守」をまとめて紹介。
四国に生まれた有難さを噛みしめましょう。
四国の現存天守4選
天守って普通にどこにでもあるんじゃないの。
と思う方も居ますよね。
実は戦国時代以前のお城はほとんど残っておらず、あったとしても再現天守がほとんどです。
戦国時代当時の姿のままの天守はかなり貴重!
現在では全国で12基しかなく「現存天守12城」と呼ばれています。
四国では4基認定されているんですよ。
12基の内の4基って、凄い数だね。
城主の趣味が出る場所なので、お城ごとに見比べてみましょう♪
愛媛県宇和島市の「宇和島城」
- 築城→藤堂高虎
- 天守(重要文化財)→伊達宗利
伊達政宗の子孫が治めた「伊予伊達」の居城としても有名です。
※天守の初建造は1601年(慶長6年)
天守は3重3層総塗籠式の層塔型。
※総塗籠式…外壁を白い漆喰で仕上げる手法
別名「鶴島城」とも呼ばれます。
さすが伊達男、と言いたくなるような趣向を凝らした雅やかな天守です。
※城完成は1671年(寛文11年)
藤堂高虎監修の「空角(あきかく)の経始(なわ)」と言われる不等辺五角形の敷地(縄張り)にも注目。
【営業時間】
年中無休(臨時休業あり)
城内:11月~2月⇒6:00-17:00(他は~18:30)
天守:11月~2月⇒9:00-16:00(他は~17:00)
【天守拝観料金】
中学生以下無料
大人200円
65歳以上160円(身分証明が必要)
【駐車場】
1時間100円(46台駐車可)
関連場所:天赦園
七代藩主伊達宗紀の隠居の地です。
四季折々の自然の美しさを活かした日本庭園が見どころ。
名勝(文化財)に指定されています。
愛媛県松山市の「松山城」
- 築城→加藤嘉明
- 天守(重要文化財)→松平定行
賤ヶ岳の七本槍に選ばれた加藤嘉明が築城した、攻守両方に優れたお城です。
天守は3重3層地下一階の層塔型。
現存天守の中で全高が一番高い堅牢な城郭です。
天守に葵の御紋が入っているのも特徴。
天守とその他の建物を繋げて、中庭のような空間を作る「連立天守」は現存天守では姫路城と松山城だけ。
その他現存している建築物も多く、21基が重要文化財に指定されています。
【営業時間】
年中無休(12月第3水曜、天守の定休日)
城内:11月~3月⇒5:30-21:00(他は5:00~)
天守:2月~7月,9月~11月⇒9:00-17:00
8月⇒9:00~17:30/12月~1月⇒9:00~16:30
【天守拝観料金】
小学生160円
大人520円
【ロープウェイ料金】
片道券:小学生140円/大人270円
往復券:260円/520円
【駐車場】
松山城駐車場(30台駐車可)
基本料金:2時間420円(30分毎に100円追加)
【松山城公式HP】
関連場所:二の丸史跡庭園
二の丸があった史跡が庭園として姿を残しています。
日露戦争の捕虜が、看護婦に贈ったコインが見つかった場所として恋人の聖地で有名。
高知県高知市の「高知城」
- 築城→山内一豊
- 天守(重要文化財)→山内一豊
災害や人災を乗り越えて、本丸の建物がきれいに残っている奇跡のお城です。
天守は4重3層6階建ての望楼型。
安土桃山時代の作風を引き継いだ豪華な天守です。
「廻縁高欄」という天守を一周できる廊下と手すりが特徴。
実際に外に出られるのは四国では高知城だけ。
当時の雰囲気をそのまま肌で感じられる貴重な場所です。
一日かけてじっくり見てみたいなあ。
高知城は築城400年以上!
【営業時間】
12月26日~1月1日は休館
城内:常時開放
天守:9:00-17:00(最終入館16:30)
【天守拝観料金】
一般420円
18歳未満無料
【駐車場】
高知公園駐車場(65台駐車可)
1時間370円(以降30分毎110円)
【高知城公式HP】
関連場所:高知城歴史博物館
土佐山内家や高知県ゆかりの資料を展示。
最上階からは高知城が見れる展望台があります。
香川県丸亀市の「丸亀城」
- 築城→生駒親正
- 天守(重要文化財)→生駒親正
城内に多種多様な石垣が存在する「石垣の名城」として有名なお城です。
天守は3重3層の層塔型。
現存している天守の中では最小ですが、一番歴史が古い天守です。
当時の姿により近い天守なんだな。
丸亀城の見どころ:日本1の高さがある石垣
当時の高技術で造られている石垣は「反り」にも注目!
※国土交通省が推進している「城泊」という活動に参加しており、2024年開始を目指して準備中です。(宿泊先は延寿閣別館)
【営業時間】
年中無休
城内:9:00-16:00
天守:9:00-16:30(最終入館16:00)
※大手一の門見学は観光案内所へ(雨天中止)
【天守拝観料金】
大人200円
中学生まで100円
【駐車場】
丸亀城内資料館駐車場(50台駐車可)
市民ひろば駐車場(22台駐車可)
どちらも無料
【丸亀城公式HP】
関連場所:丸亀市立資料館
香川県に関する資料が集められた資料館。
有形文化財の刀(ニッカリ青江脇差)が不定期展示されています。
まとめ
今回は四国の現存天守のあるお城について紹介しました。
堅牢な縄張りと優美な天守がある海城
連立天守が特徴の雄大なお城
本丸内すべてが無事な幸運のお城
多様な石垣と建築当時に近い天守があるお城
色々な見方や楽しみ方が出来るのがお城の醍醐味。
石垣の積み方、天守の形や縄張りなど巡り始めたら沼にはまること間違いなし!
御朱印ならぬご城印というものもあるんですよ。
紹介したお城でも購入できるので、お城の違いを見比べながらご城印を集めてみるのも楽しいですね。
※紹介した城は現存天守を守るために修繕作業を細かくしています。