四国の地酒を飲んでみたいけれど、どれを買ったらいいのか悩みますよね。
四国に美味しいお酒があるのは知っているけど、失敗したくない…。
おうち飲みが好きな30代の私が厳選。
- 高知産:桂月「辛口特別純米酒」
- 愛媛産:梅錦「純米吟醸原酒の酒一筋」
- 徳島産:鳴門鯛「特別純米ひやおろし」
- 香川産:金陵「瀬戸内オリーブ純米吟醸」
上記の4本を実際に飲んだ感想・レビューをご紹介します。
これで四国の地酒選びはバッチリです!
自然豊かな四国の地酒
お酒を造るうえで大切なのは「水・お米・気候」です。
その違いでお酒の味わいは大きく変わります。
お水が良いとお酒も美味しいイメージがあるよ。
日本三大酒処の「灘」「伏見」「西条」もお水に特徴がありますね。
高い山々となだらかな土地が混在する四国は、上質な水が取れる場所がたくさんあります。
高知の四万十川や愛媛のうちぬきが特に有名です。
また、太平洋側と瀬戸内海側で気候が大きく違うのも特徴。
太平洋側→山水が豊かで気温差がある
材料になるお米も、地方によって違った味わいのものが出来ます。
色んなタイプのお酒があるって事かな?
その通りです、実は四国には色々なお酒を造っている蔵元が多いんですよ。
四国の厳選地酒4本
今回レビューするのはこの4本↓
こうして見るとなかなかの圧ですね。
今回は、お酒の味をなんとなく想像できるように「日本酒度」と「酸度」を表記しています。
(数値が高いと辛口・低いと甘口)
☆酸度:日本酒のキレ・旨味を表す
(高いと濃酵で辛め・低いと淡麗で甘め)
高知産:桂月「辛口特別純米酒」
四国のど真ん中、高知・嶺北地方の棚田で採れたお米(吟の夢、土佐麗)を使ったお酒。
辛口度を表す日本酒度が+11という驚きの超辛口です。
もう一つの特徴は「生酒」
日本酒を搾ったあと加熱処理を一度も行っていないお酒です。
昔ながらの製造法で搾りたてのお酒の味を楽しめます。
- 酸度1.3
- 日本酒度+11
- 淡麗辛口
淡麗辛口の名の通り、スッキリとした味が舌の上を駆け抜けます。
飲み進めていくと、お酒の味が口の中でどんどん濃くなる感じ。冷やして飲んだ方が私は好きです。
☆切れ味の良い味なので、お刺身などの海鮮料理とよく合います。
愛媛産:梅錦「純米吟醸原酒の酒一筋」
兵庫の有名なお米山田錦と、石鎚の湧水を使ったお酒。
愛媛人なら一度は聞いたことのあるメジャーなお酒、梅錦。
特徴は「原酒」
加水(お酒の調整のため水を足す)を行っていないお酒。
お酒の味も強く、アルコール度数も高めのお酒です。
- 酸度1.8
- 日本酒度0.0
- 淡麗寄りの濃酵辛口
この中では一番お米の味を感じました。
味の層が厚く重なっていて、舌の位置で感じる味の印象が違います。
冷を升で飲んでみたい!
☆濃厚な上に味がしっかりしているので、味の濃いウナギや肉料理にもピッタリです。
徳島産:鳴門鯛「特別純米ひやおろし」
徳島のお米(徳島ハナエチゼン)と山田錦を使ったお酒。
扁平精米したお米を使用⇒雑味が少なくなる
春に絞ったものを1回加熱した後、秋まで寝かしてから出荷します。
秋にのみ出荷される限定品が偶然手に入りました。
時期を逃してしまったら買うのが難しいお酒です。
- 酸度2
- 日本酒度+1.3
- 濃酵辛口
旨味が強いですが、雑味のない飲みやすいお酒です。
舌の奥の方でふわっとお酒の風味を感じて、スーッと消えていく感じ。常温で飲みやすいけど、冷やした方が香りが良かったです。
☆秋限定なだけあって、ブリ大根や肉豆腐などの秋から冬にかけての料理によく合います。
香川産:金陵「瀬戸内オリーブ純米吟醸」
香川のさぬきよいまいというお米を使ったお酒。
オリーブの実と葉があしらわれたおしゃれなパッケージ。
小豆島のさぬきオリーブ酵母を使用している変わり種です。
金比羅山の御神酒を造る、歴史ある蔵元が作った変化球のお酒です。
- 酸度2.5
- 日本酒度-6.0
- 濃酵甘口
日本酒とは思えない、とてもフルーティーな味わいのお酒です。
みずみずしい香りが舌の上で玉のように転がって、スーッと消えていきます。
他の日本酒より緑色っぽいね。キンキンに冷やして、ワイングラスで飲みたいな。
☆チーズやイタリアンなど、洋食にピッタリのお酒です。
まとめ
今回は、おうち飲みが好きな30代の私が厳選した四国の地酒4本をレビューしました。
辛口が多いラインナップになってしまいましたが、どれも特徴のある美味しいお酒でした。
私は香川のオリーブ純米吟醸酒が気になりました。
私は辛口が好きなので、高知の辛口純米酒がお気に入りです。
四国の地酒から自分のお気に入りの1本が見つかるかも♪