お酒好きの多い高知県民は何かと理由を付けてすぐ宴会をします。
高知県では宴会を「おきゃく」と呼びます。
おきゃくには美味しい料理とお酒が必須!
場を更に盛り上げるお座敷遊びは欠かせません。
- 菊の花
- はし拳
- 可杯(べくはい)
- しばてん踊り
今回はおきゃくが盛り上がる高知県のお座敷遊びを4つ紹介します。
1.高知のお座敷遊びとは?
お座敷遊びって敷居の高いイメージありますよね。
一般人には世界の違う遊びのような感じ。
ですが高知県民にとってお座敷遊びはお酒を飲んで歌って踊っておきゃくを更に盛り上げるための手段
高知のお座敷遊びは気軽に楽しむことができます。
たくさんお酒を飲みたい!
2.高知のお座敷遊び4選
高知の代表的なお座敷遊びって何?
絶対におきゃくが盛り上がる高知県の代表的なお座敷遊びを4つ紹介します。
その1.高知版ロシアンルーレット「菊の花」
- 人数分の杯のうち一つに菊の花を隠してお盆に裏返して置きます。
- 「誰が取るのか菊の花」と歌って一人ずつ杯を開けていきます。
- 菊の花が入った杯を当てた人が罰ゲーム!
菊の花が出るまでに開いた杯にお酒が入れられて全部飲むのが罰ゲーム
これが高知版ロシアンルーレット!
人数が増えれば増えるほど盛り上がるのが「菊の花」
大人数でやると罰ゲームでお酒を飲む量が増えます。
お酒好きで量を飲みたい高知県民にとって「菊の花」の罰ゲームはご褒美です。
どうして菊の花を使うの?
お座敷遊びのルールに則って座敷の中にある菊の花を使ったことで「菊の花」が誕生したのでしょう。
その3.元は賭博の「箸拳」
江戸時代に伝わった鹿児島の薩摩拳を独自に発展させた宿毛市発祥の箸拳。
元はお金をかけた賭博でした。
いつしか負けた方にお酒を飲ませるお座敷遊びになりました。
1963年以降は「土佐はし拳大会」が開かれているよ!
「さーいらっしゃい!」
「いくぜよ!」
掛け声に合わせてリズミカルに箸を出し合うことでお酒の席が盛り上がりる「箸拳」
三本勝負で負けたら罰ゲーム!
二人の間に置かれた杯にお酒が注がれ飲まなければいけません。
その2.飲み切るまで置けない「可杯(べくはい)」
- 長い鼻が邪魔で倒れる天狗
- 穴からお酒が溢れるひょっとこ
- 顔を下に向けるのは可哀想だから置けないおかめ
コマを回し止まった時に軸の向いた先に座っている人が出た絵柄の杯にお酒を注がれ飲み干すシンプルなお座敷遊び。
見かけなくなったことを残念に思った高知県の司牡丹酒造の当時の社長が復活させたのをキッカケに高知県全域に広がりました。
高知の宴会のお遊び歌「ベロベロの神様の歌」が可杯に合う!
昔から親しまれている「ベロベロの神様の歌」が可杯を高知の代表的なお座敷遊びにしたと言えるでしょう。
大人数で騒いで楽しく飲みたい高知県民にピッタリ☆
その4.朝帰りの言い訳⁉︎「しばてん踊り」
相撲をとるのが大好き!
酔っぱらいに相撲で勝負を挑むと伝えられています。
高知県民は「しばてんに会って相撲を取っていた」と朝帰りの言い訳にするう人もいるそうです。
風呂敷で顔が隠れるので恥ずかしさも半減!
菊の花や可杯、箸拳と違って勝ち負けのない純粋に楽しめるのが「しばてん踊り」の良さ。
お酒があまり飲めない人に優しいお座敷遊び!
3.まとめ
今回は、高知県のお座敷遊びを4つご紹介しました。
- 菊の花
- 箸拳
- 可杯
- しばてん踊り
高知県を代表的なお座敷遊びは大人数で楽しむものが多いですね。
罰ゲームのお酒の量が多いのも特徴の一つです。
大勢で楽しくたくさんお酒を飲みたい県民性がお座敷遊びにも影響していることがわかりました。
みんなで楽しくお酒を飲むのが高知のおきゃく!
お酒を飲みたい人もお酒が飲めない人もどんな人でも楽しく歌って踊れる!
高知のお座敷遊びにはおきゃくをみんなで楽しみたい高知県民の優しさが詰まっています。